正しい者の舌は精銀である、 悪しき者の心は価値が少ない。
心はよろずの物よりも偽るもので、 はなはだしく悪に染まっている。 だれがこれを、よく知ることができようか。
つるぎをもって刺すように、 みだりに言葉を出す者がある、 しかし知恵ある人の舌は人をいやす。
主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
彼は心のうちで勘定する人のように、 「食え、飲め」とあなたに言うけれども、 その心はあなたに真実ではない。
正しいくちびるは王に喜ばれる、 彼は正しい事を言う者を愛する。
優しい舌は命の木である、 乱暴な言葉は魂を傷つける。
わたしの実は金よりも精金よりも良く、 わたしの産物は精銀にまさる。
主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。
正しい者の口は知恵を語り、 その舌は公義を述べる。
金もあり、価の高い宝石も多くあるが、 尊い器は知識のくちびるである。
